沢渡日記

日々徒然

20180607

昨日の夜、喫茶店に行った。白いコーヒーカップの縁には金継ぎがされていた。いいね、と店主に声をかけた。あ、そうだこれね。女友達からの京都土産を受け取った。お菓子は上品で、どことなく雅な味がした。途中で男友達が来て、二人でおっさんずラブ最終回の話をした。牧くんよかったね…何度も私がいうと、あのドラマはハッピーエンドだ、と彼はいった。男同士も男女も歳の差も色んな組み合わせの恋があったけれど、皆その人自身のことが好きだった。そこがよかった。今日、以前の恋人の誕生日だった。朝ふと思い出して、お祝いのメッセージを送った。覚えててくれたの、と返事が来た。あんなに好きだった人とも別れて別の人を好きになったんだよな、と思い出した。これから黒澤部長は武川さんと恋をするし、蝶子さんはマロと。私は?全く見当がつかない。店の中の空気が青く満ちて窓の向こうを見た。六月は夕暮れが長い。

20180606

昨日の夜、仕事明けにコーヒーを飲んでヨガへ行った。レッスン明け、先生から手を握られた。今日もありがとう。一生懸命で心がちゃんとある人なのだ。こちらこそ、とニッコリした。私も誰かの励みになれているのかもしれない。帰りがけ、急に炭火焼がしたくなって、スーパーに寄って冷凍の塩ホルモンとシャウエッセンを買った。食欲が出るのは本当に久しぶりだ。キッチンでフライパンを温め、じっくり焼いて食べた。焼き野菜もたっぷり摂った。テレビをつけてガイアの夜明けをぼんやり観た。明日は確定拠出年金とNISAについて調べ直さなくてはならない。食後、半分、青いの録画を観た。今回は鈴愛ちゃんとマサトくんのデート。マサトくんは映画をやめて、鈴愛ちゃんを春さんがいるレストランに連れて行った。素敵。可愛いし最高の彼氏だ。洗濯物を干して、ハンカチとシャツにアイロンをかけたらもう寝る時間だ。Eテレフランス語会話に出ている常盤貴子が美しかった。

20180605

昨日の夜、少し残業になった。職場を出て、セブンカフェのコーヒーを買いに行った。夏みたいな夜だ。気候がよくなると外でコーヒーが飲めるから、あまりカフェに行かなくなる気がする。ベンチに座って噴水を眺めながらコーヒーを飲んだ。隣には中国系の観光客の家族がいた。子供たちはキャッキャと騒ぎ、お母さんが何か注意しながらニコニコしていた。私も普通に誰かと一緒にいたいと思った。今日も明日も、一年先も三年先も一緒にいるだろうなと当たり前のように思える人と。空のカップを持って立ち上がり、ブラブラと駅まで歩いた。空気の止まったような夜だ。

20180603

昨日の夜、ヨガの後にネイルのメンテナンスへ行った。今週はいつになく恋愛の話題に富んでいて、かいつまんで少しずつ話した。起こる時には起こる、というのが毎回の感想だ。ネイリストさんはうん…うん…と話を聞いてくれて、では、ピンクの爪でよろしいですね、といった。お願いします。クッションを抱えながら私はウトウトし始めて、ネイリストさんにまだ寝ちゃダメ、一本作って確認したらね、といわれた。ハイ、私は身を起こした。毎度のやりとりなのだ。iPhoneをちょっと眺めて、棚の上にまた置いた。今日、初めて誰かをブロックしたんです、すごく疲れた…。私は呟いた。彼女は何もいわずに爪を作り、見て、可愛いでしょ?と私に見せた。うん、可愛い。私は答えた。眠ってください、彼女が静かな声でいった。それから深く眠った。全部の爪が出来上がるまで。

20180602

昨日の夜、カフェでカレーを食べてからバーへ行った。体力が限界に達しており、ヨガが無理なので予定を切り替えた。飲みに行くのは久しぶりだった。全くお酒を飲む習慣がなくなって久しい。カウンターに並ぶのはキレイな女の子たちばかりだった。皆で朝ドラ、半分、青いの話をずっとした。みんなマサトくんに夢中だった。マサトくんは甘くて、フニャッとしてて、子猫なんか抱いていて、優しくて、女の子を拒まない。あれは沼だ。近づいてはいけない。まして好きになってはいけない。でも好き。木曜日の回で大変なことが起こってるから早く観てー!と皆にいわれて、チラリと検索したら、マサトくんがスズメちゃんのほっぺにチューしている画像が。もうね、キュンキュンだからー!と店主にいわれた。それからくらもちふさこ漫画の話をずっとした。絵がスタイリッシュで好きだわ、と話した。会ったばかりの人と賑やかに話すのは楽しい。距離の問題なのかもしれない。久しぶりにブランデーを飲んだらほわりと酔ってしまった。

20180531

昨日の夜、久しぶりに音楽を聴きにいった。こういう遊び方は久しぶりだ。7センチのヒールで軽く汗ばむまで踊った。少し疲れて、ペリエを飲みながらソファーに座った。フロアにいるのは知り合いばかりで、声をかけてくれる人がいたり、自分から声をかけにいったりした。たまにしか会わないのに私のことを覚えていてくれてありがたいなと思った。冬に一度遊んだことのあるキレイな女の子が来ていて、乾杯して一緒に踊った。明日仕事じゃなければもう少し遊びたいな、名残惜しい気持ちで店を出た。