沢渡日記

日々徒然

2019-01-01から1年間の記事一覧

20191122

仕事明け、ネイルのメンテナンスへ行った。こっくりと深いベージュピンクにしてもらう。グレーとかネイビーも可愛いよねぇ…と呟くと、モテから離れるよ、と言われて即刻やめた。指が綺麗に見えて女らしいネイル、一貫してそのオーダーとしている。お腹がすい…

20191120

めちゃくちゃ大事にしていたブレスレットを無くしてしまった。仕事で余裕がない時間帯にどこかで引っ掛けて落としたようだ。ガックリきた。買い直してもいいけれど、また無くすかもしれないと思うと、記憶の中だけで愛でているほうがいいかもしれない。忘れ…

20191117

午前中、買い出しの前に公園へ寄った。カメラを構えるとすぐに手がかじかんでしまう。色づいた樹々、地に落ちた紅葉。どれも美しくて吟味したいけれど手早く撮る。空はどこまでも高く澄んだ青が広がっていた。すれ違いが続くと会いたさが募る。そう思いなが…

20191116

朝起きて、充電したままのiPhoneを見ると、夜中にあの人から連絡が来ていた。本当に連絡をくれたんだなと思った。予告通り。昨日の夜はドロドロに疲れ切っていて、ふんわり約束していた夜遊びも諦めて十二時前に眠ってしまった。午前中から病院を二件めぐり…

20191115

焼き豚と卵のチャーハン、肉シュウマイを食べて梅ザーサイを齧った。茶色のお茶が飲みたかったけれどほうじ茶を切らしている。中華の時は緑茶は違うよなぁ、と思いながら白い湯飲みに淹れた。金曜の夜なので、デパ地下で好きなものを選んだ。一週間のご褒美…

20191114

食事の後、電気カーペットの上にぺたんと座り、モトカレマニアを流しながらパソコンで仕事の調べ物。仕組みをじっくり読んでいると、お客さんに怒られてしまうのもわかるなと思った。実感がない説明には説得力がない。怒ってくれる人はまだしも、付き合って…

20191113

今日は月に一度の特別な日なので、唐揚げとプリンでお祝いをする。コーヒーが飲みたかったけれど明日に触るのでジンジャーレモンのハーブティーにした。食後、まだ結婚できない男の録画を見る。磯村勇斗くんが羊さんの従兄弟役で出ていた。彼のことはジルベ…

20191112

食後、電気カーペットの上でごろりと横になった。Apple MusicでGRAPEVINEのアルバムを流す。流転。帰り道で満月を見た。自分のコンディションは先月よりはいいかもしれないと思った。私の誠実がお客さんに届きますように。縁のある人に優しくできますように…

20191111

食事やお風呂など諸々終わらせて、グレーテルのかまどを観る。今回のお題はカリスン。微笑みのお菓子だという。瀬戸くんの笑顔も五割増し。可愛いなー。瀬戸くんのことはずっと好きだったけど、推しレベルになったのは今回が初めてだ。職場にほとんど男性が…

20191110

友達に誘われてお茶を飲みに行く。夕方のカフェは混んでいた。ミルクティーを頼むと、コーヒー飲まないんだ?と友達に聞かれた。さっき連絡くれたとき家で飲んでたから。答えながら、ちょっと残念だと思った。ここのバリスタ君のコーヒー美味しいのにな。ク…

20191109

午後、公園へ散歩に行った。紅葉を見上げるようにして写真を撮っていたら、撮ってあげましょうか?と声をかけられた。振り返ると立派なカメラを提げた紳士で、あなたキレイだから、とニッコリした。わ、と思ったけれど、丁寧にお礼を言って辞した。この角度…

20191108

電気毛布にくるまって、ゴロゴロしながらドキュメント72時間を観ていた。24時間営業の歯医者さん。高校の頃にケンカして前歯を折られたんですよ、その同級生が自分の会社に面接に来ましたよー。ニコッと笑って前歯の差し歯を見せてくれた不動産会社の社長。…

20191107

クッションに埋もれて寝そべり、モトカレマニアを見ながら考えていた。マコチの気持ちがよくわかった。ユリカのことが可愛いし、気になるし、一緒にいたら色んなことに気づきそうになる。たまらなくなってキスしてしまう。でも、関係性をどうしたらいいのか…

20191104

一月からの無理が出て体調を崩した。自分のことながら、よく十ヶ月近く持ったものだと感心した。ずっと気が抜けなかった。先月、新しい仕事でようやく独り立ちして、そうしたら体が一回休むと言った気がした。週末には大分体調が回復し、森に行ったり川を眺…

20191027

熱い紅茶を淹れて、柿をひとつ剥いた。テレビをつけて、録画しておいた相棒の初回SPを再生した。秋田の海辺のシーンが流れた。冠城とライターの楓子が、グレーの波を見つめながらぽつりぽつりと話していた。二人とも右京さんの身を案じていた、映画みたいに…

20191021

仕事明け、たこ焼きとトマトサワーで乾杯した。ありがとうございます、手をかけてくれた方々。ありがとうございます、拙い応対に付き合ってくださったお客様。これから皆さんに還して参ります。たこ焼きはほわりと柔らかくて美味しい。トマトサワーをぐびぐ…

20191014

深夜、彼に会った。百合のような立ち姿で、ゆらりと暗闇の中で揺れていた。声をかけると、彼は私の名を呼んで笑った。甘ったるい笑顔。美しい男だ。少し話してから離れた。私は赤ワインを飲みながら、若き選曲家の紡ぐ音楽を聴いた。ドラムンベースには今ま…

20191008

あの晩、一番好きな人の前でめちゃくちゃに泣いた。そういうことなのだろうか。ぼんやり思い出しながら考える。私がこれだけ長い間、つかず離れず側にいようとしている人は、彼だけかもしれない。電撃的な一目惚れをしてから随分時間が経つし、緩やかに関係…

20191006

生プルーンを皮ごと齧り、紅茶を飲む。星野源のメロウな曲が流れている。この曲好きだなと思う。傘の下は川、ミスユー。今日の午後、公園で過ごした。いつもの小道をゆっくり歩いて、樹々の枝先に成る赤い実や、淡く色づいた葉を見上げた。日陰に入ると冷ん…

20191004

めちゃくちゃ辛い、毎日。根気よく私に手をかけてくれる人がいる。ゆっくり待ってくれる人がいる。ごめんなさい、色んなことがすぐできるようにならなくて。ごめんなさい、頭と心と言葉がバラバラで。日々努力をしても全然追いつかない。これが自分の精一杯…

20190929

少し外を歩きましょうか。彼が言って、私たちは店を出た。午前四時。まだ夜が続いている。彼と並んで歩くのは久しぶりだった。二人で何時間お酒を飲んでいたのだろう…。白ワインですっかり酔っていた。前を向いたまま、ぽつぽつと何気ない話をした。靴音が夜…

20190923

朝から雨が降っていた。テーブルの上でノートパソコンを広げてずっと仕事をしていた。思い出したようにグラスの水を飲み、窓の外を眺めた。昨日の深夜、大丈夫ですよ、とメッセージが届いた。一瞬ホッとして、その後、気持ちがめちゃくちゃになった。全然好…

20190922

シャワーを浴びて、髪を乾かしながら音楽を聴いていた。ノルウェーのダウナーなエレクトロニック。ブラッシングで仕上げをした後、途中まで読んでいた本をまた開いた。エイブラハムの感情の二十二段階。自分の気分が現実になるというのは、前から知っている…

20190921

コーヒーを飲みましょうか。きれいに晴れた朝だった。コンビニでホットコーヒーを買って、二人で公園まで歩いた。光合成したい、と彼が青空を見上げて言った。噴水の見えるベンチに座ると、眩しいほどの日差しが降り注いできた。さっきまで、真っ暗なフロア…

20190918

夜、林檎を食べながら、欠けていく月を眺めた。来年の今頃は何をしているだろうな、と思った。三年前は、ずっと好きだった人と明け方にキスをした。二年前は、雷に打たれるような一目惚れをした。一年前は、恋人を愛しすぎて百年分の幸せを感じていた。そし…

20190916

昨日の午後、女友達と会った。フレンチレストランの出店で、赤ワインと牛肉を包んだクレープや、茸のクレームブリュレを頼んだ。噴水の脇で食事をしながら、最近の話をした。恋愛の話が多かった。幸せになりたいね…と彼女が呟いて、うん、と頷いた。そろそろ…

20190915

夕方、空は少し曇って、雨が降りそうだった。カーペットの上でゴロゴロして過ごしていたけれど、八百屋へ買い出しに行こうと起き上がった。着替えをして洗面台で歯を磨きながら、黄色い歯ブラシが収納ケースの一番端に収まっているのを眺めた。昨日の夜、歯…

20190914

真夜中を過ぎて公園のベンチに着くと、彼は先に来ていた。目を閉じて仰向けになった彼の腕をそっと揺すった。起き上がった彼はトロンとした目で、さっきタクシーの中でウイスキーを飲んでさ…と呟いた。木立の向こうに白く光る満月が見えた。きれい、と私が言…

20190913

図書館から出ると、微かな風が吹いていた。少し肌寒い。夜空を見上げると、丸く静かに光る満月が見えた。今夜は中秋の名月だ。歩きながらメッセージを送った。月が綺麗ですね。今夜はどちらですか。電車に乗って、一つ先の駅で降りて喫茶店に入った。店は空…

20190908

昼下がりに盛り蕎麦を食べながら、凪のお暇、八話目の録画を観ていた。過呼吸で倒れた慎二は、糠床のタッパーを取りに来た凪ちゃんに泣きながら好きだと言った。そして、慎二はそのままゴンさん宅で一週間のお暇に入り、アパートの住人達で共同生活のような…