沢渡日記

日々徒然

20191124

午後、友達とお茶を飲みに行く。今の悩みを聴きながら、安全ネットの上の茫漠とした地獄を思った。そういう場所にいたことがあるが、体がイリイリして出てしまった。私には何もないかもしれない、という気持ちはわからなくはなかった。ただ、何かを持っているというのは主観であり幻想だし、もし何か一つ持っていると思ったとしたら、人はそこに依存して歪みが出る。ありなしはそれほど問題ではなく、必要なのは一人で沖へ向かって泳ぐ意志と、力尽きた時にさっくり諦める覚悟だけなのでは、と思う。安全ネットなしの日々はスリリングだ。明日どうなるかさえも全くわからない。