20200512

ようやく仕事でフロー状態に入れるようになった。目と耳と口と手、四つの器官が同じスピードで連携して、脳が高速で回り出した。前職の時もいかにフロー状態に入るか、というのを研究していたが、今の仕事とは入り方が少し違う。使う器官が多いのでシンフォニックだ。仕事明け、新緑の公園を通った。樹々の萌黄色、若草色、咲きほころぶ花の白。夢のように美しいグラデーション。このままふらっとどこかに出掛けたい、と思った。ストライプのシャツとタイトスカート、ヒールの靴。久しぶりのOLスタイルだった。バーとかシックなお店で、お店の人や居合わせたスーツ男子と他愛のない話がしたい。たまに昔の自分みたいなぶっ壊れた女をやりたくなる。どんなに遊んでも全部が水もので、何も得る気がなかった。持ち物が要らない、という意味では今もあまり変わらないかもしれない。