20180811

昨日の午後、ネイルのメンテナンスへ行った。砕いた貝殻を埋め込んでもらった。光によって複雑な色合いに輝く。とても綺麗だ。その後、コーヒー屋さんへビーフカレーを食べに行った。ここは誰にも見つからない隠れ家のような場所だ。自分にも他人にも無関心になれる。周りのお客さんも皆、同じような使い方をしている気がした。食事の後、眼鏡を見に行こうかと思いながら、着物のお店に入った。この前から気になっていた帯締め帯留め、黒の籠編みのバッグを買った。浴衣も見たかったけれど閉館の時間になってしまった。一昨日、久しぶりに浴衣を着てみたら思いのほか楽しかった。帯も新調したので細々と買い揃えたくなったのだ。和装はいい。たおやかで女らしい気持ちになるし、何より日常から遠く離れられる。家に帰って少し休んだら浴衣を着てクラブイベントへ行こう。フロアに篭りっきりになり、何も考えずに揺れたかった。アートアクアリウムの無機質な金魚みたいに。クッションに埋もれてゴロゴロしていたらそのままグッスリ眠ってしまった。

20180810

昨日の夜、飲み会の後、友達と待ち合わせた。会う前に化粧室でメイクを直し、髪を梳かした。雨で髪が湿度を含んでぼわっと膨らんでいた。微妙だな…これから綺麗な子に会うのに。階段を上り、オープンしたての店に入ると友達は先に着いていた。店主にお祝いの挨拶をして、カウンターからテーブル席に移らせてもらった。二人で梅ジュースを頼んだ。店の内装は落ち着いたやわらかい雰囲気で、女の子で賑わう店になりそうだなと思った。自分がカウンターに立ったらどんなお客さんが来てくれるのだろうと想像していると、向かいの友達が同じことを話した。お店を一人でやってみたいと彼女はいった。ふと、彼女を見かけた真冬の夜のことを思い出した。クラブイベントのフロアで、俯き加減で淡々と踊る姿が印象的だった。そのシーンは静止画のように記憶に焼きついていた。理由はわからないけれど目を惹く人というのがいる。そういう相手とはいずれ仲良くなるタイミングが来るから、待つともなく待っていればいいんだなと思った。夏の始め、偶然が重なって彼女とは自然に友達になった。店の中を見渡せる角の席に座っていたので、少し離れたカウンター席がよく見えた。顔見知りの男性がいて、こちらをチラチラと見ていた。冬に一度飲んだことがある人だった。開け放した小窓から真っ黒な空が見えた。店主が隣のテーブルを片付けに来て、冷房効きすぎてませんか?と尋ねた。大丈夫です、とニッコリした。それから彼女と家での過ごし方を話した。何もしないのが一番好き。ゴロゴロしていたい、いつまでもボーッとしていたい。二人とも同じだったので笑ってしまった。

20180809

昨日、浴衣でお出掛けした。夕方、ホテルのギャラリーで展示を観た後、友達と四人でコーヒーを飲みに行った。デカフェのアイスコーヒーはサラッとしていて胃に負担がなかった。さっき和雑貨のお店に高級線香花火かあったの、見た?あれほしいー!見た見た、してみたい!二人がはしゃいでいった。ニコニコ話を聞きながら、私は五本で百円の線香花火でも全然いいなぁと思った。以前、当時の恋人に化粧箱に入った苺を贈られたことがある。うっとりするほど美しくて美味しかったし、もちろん嬉しかった。ただ上手くいえないけど、自分はわかりやすい贅沢がしたいわけじゃなくて、もっと強く心を動かされたいというか…。皆でひとつのコーヒーロールケーキをつついた。バタークリームは久しぶりだなと思った。待ち合わせの時間になったのでビアガーデンに移動した。皆で縦になって歩いていると、夏の夜を感じた。浴衣の後ろ姿は華やかでいいと思った。あと何回、皆でこういうことできるかなぁ…友達が呟いた。何度でもしましょう!別の子がいった。私は何もいわなかった。先のことはわからないからだ。全部流れていく。いつまでも同じことはない。夜から合流の友達と落ち合って、生ビールで賑やかに乾杯した。

20180808

昨日の仕事明け、眼科へ行った。診察で点眼の成果が出ており優良ですねと先生にいわれた。よかった。いつものヨガのクラスを逃してしまったので、通りがかったおにぎり屋さんへ入った。豚汁と梅おにぎりお願いします。ふんわり握ったお握りに香りのいいパリッとした海苔。日本のご馳走だ。以前は明太子やチーズかつおのようなこってりした具を選んでいたけれど、最近は梅ばかりだ。梅おにぎりは栄養バランスが良いらしい。食べた感じも、体に収まりがいい気がする。熱い豚汁をすすっていると、映画、南極料理人を思い出した。気温マイナス五十度の中で作業した後のお昼ごはん。隣に座った女性客ふたりが素朴な雰囲気でじんわりと和んだ。髪を一つに結んでメガネをかけた女性が、職場の近所にあるおにぎり屋さんの行列がすごい、という話をしていた。そういえば最近、街中でもおにぎり屋さんが増えている気がする。需要が高まっているのか…日本のソウルフードだもんね。ヨガスタジオに早めに着き、ソファーに座って音楽を聴いたり友達に連絡したりした。ふとフレーズが浮かんできて、Apple Musicで中島美嘉の一番綺麗な私を、を繰り返し聴いた。これはほとんど演歌だなと思った。歌詞も含め。一番綺麗な私を抱いたのは誰だろう…しばらく考えてから、いない、と思った。なぜならそれは次の恋人だから。自分はずっとそう思いながら生きている気がした。

20180807

昨日の夜、久しぶりに残業になった。来週、夏休みを取る算段の人達が一気に動き出した模様。体調があまり良くなかったし、ヨガに行けそうになかったら目処がつくまで片付けた。噴水に寄って少し座りボーッとした。家に帰って温野菜たっぷりの食事をしながらドラマ、絶対零度を観た。サイコパスの高校生と、それを追うジャーナリストの近藤公園。なんと彼までサイコパスだった。似合うな。殺人衝動というフレーズが何度も聞こえてきて、食事に似つかわしくないと思った。ふと、殺人は支配の最高峰なのか?と思った。相手の命を奪うわけだから。でも、サイコパスを見ていると自分の命すらどうでもいいように思えた。好き放題していたら沢村一樹から制裁あるよ。支配したい、征服したい。以前の恋人のことを思い出した。それは夜のことに限っていたので、まあそういう男の人もいるよね、と思っていた。もう征服してるじゃないの~とやんわり返していたけれど、自分としては全くそうは思っていなかった。人と人は支配したりされたりするものじゃないし、愛はフラットなものだ。過去の回を録画していたのでそれも観てみた。捜査班のミッションが未然犯罪潜入調査だけあり、テーマがずっしり重い。あまり幸福な気持ちにはならないドラマだな…と思った。脇役陣はちょこちょこいい。柄本時生とか平田満とか。もちろん沢村一樹もいい。

20180806

昨日、朝早く起きたので水周りの掃除を始めた。お風呂掃除まで終えると十時で、おそばを茹でて冷水で締めて海苔を散らし、ざる蕎麦にした。食事の後、買い出しに行った。大荷物で帰ってくると、十二時前。予定通りだ。荷物が届くのを待ちながら、高嶺の花の録画を観た。夏祭りに遊びに行くももは水色の浴衣を着ていた。ぷーさんと笑い合う姿がかわいくて、恋が始まったんだなと思った。いいなぁお祭りデート。私もしたい。荷物を受け取ってからヨガへ行った。疲れが溜まっていたのか、シャバアーサナでぐっすり眠ってしまった。夕方、川を渡ってカフェに行った。カウンターでアイスミルクティーを飲みながら、penのうつわ作家特集をじっくり読んだ。陶芸家の暮らしや佇まいはひっそりとして高潔で、まるで神様のようだと思った。普段使いの器を作る人が特に好きだった。日本にはたくさんの神様がいることだし。ふと思った、遠くない先に伊勢神宮へ行かなくてはならない。帰り道、川沿いをゆっくり散歩した。時折、欄干にもたれて音もなく流れる川を眺めた。真っ黒な水面に外灯の白い光がちらちらと映り込んでいた。ビーサンの足元に涼しい風が抜けていった。この前の夜のことを思い出した。多分初めての約束だった。彼は私を待っていて、私は彼に来たことを知らせた。いつもの場所に立ち、スピーカーの端にもたれて。彼は顔を上げてこちらを見た。暗くて表情は読み取れなかった。さぁ家に帰ってゴロゴロしながら本でも読むかー。駅に向かいながら歩き始めた。

20180805

昨日の午後、キッチンで料理をしながら溜めていた朝ドラの録画を流していた。出来上がったものから食べて、またキッチンに戻るのを繰り返した。茄子の醤油炒め、豚肉とエリンギの炒め物、レタスとトマトの海苔のサラダ、ブリの塩焼き、冷やし納豆そば。まだ足りなくて冷凍ご飯を解凍してチーズとおかかを乗せた。寝不足の日は満足感の神経が壊れるので動きがエンドレスになる。その間に鈴愛ちゃんは妊娠し、出産して、子供は四歳になり、涼ちゃんは映画監督の夢を捨てきれず離婚を申し入れ、鈴愛ちゃんは岐阜に帰り、律くんと再会した。八月になったし、そろそろラストスパートよね…と思った。ドラマ的には律くんとオチがつかないと終われないだろう。食事を終えて食器を片付けるともう夕方だ。出かける支度を整えてから、近所の八百屋に野菜を買いに行った。帰って来てすぐミニトマトを洗って食べた。プチっと噛むと、瑞々しい夏の味がした。最近トマトを果物のような気持ちで食べている。家を出て、ヨガへ行った。徹夜の翌日は使い物にならない。誰かの導くままに体を動かすとか、お風呂に浸かるとか、できるのはそんなことくらいだ。人に会う感じではなかった。その後、カフェに行ってボーッと音楽を聴いたりパラパラと本を読んで過ごした。