沢渡日記

日々徒然

20190203

昨日の午後、何もせずに家で過ごした。徹夜で遊んだ翌日はまったく使い物にならない。ベッドの中で本を読んだりホットカーペットの上でドラマを見たりして過ごした。テーブルの上で陽の光を当てていたアイビーを見ると、新しい葉が小さくついていた。二月、まだ寒いけれど日差しの強さが変わった。春は着実に近づいている。夕方、ヨガのクラスへは行かなかった。夜、誘われていたイベントにも足が向かなかった。静かに緑茶を淹れてキース・ジャレットのピアノを聴いた。あの人は私に好意があったんだな…とぼんやり思った。今まであんまりさりげなくて気づかなかった。もしかしてそうかなと思うこともあったけれど、ずっと何も言われなかったし、自分の期待がそう感じさせているのかもしれないと思っていた。食事に行きましょうか。何気ない会話の中で約束を交わした。電話番号を教えてくれる?二人でスマートフォンを出して電話を掛け合った。私の方が電波が良くなくて、着信するのに少し手間取った。ピアノの音が止み、立ち上がって別のアルバムを選んで流した。iPhoneを手に取って彼の着信履歴を眺めた。二年だ、と思った。彼と知り合ってから二年も経つのか。なかなか感慨深いものがある。

20190202

昨日の夜、友達と会った。お茶だけど、と彼女はティーカップを持ち上げた。ありがとう。小さく乾杯してカップに口をつけた。私はようやく今の仕事を辞めて転職することに決めた。そのお祝い。お疲れさま、スッキリしたでしょう?彼女はニコニコして聞いた。決めるまで重くて重くて死んじゃいそうだった…と私は答えた。ここまでがキツイからねぇ、でもあとは実行するだけだから、と彼女はいった。確かに気持ちの負担はキレイになくなっていた。そうだねー、私は答えて大きく伸びをした。自分は終わったり始めたりすることへの抵抗が少ない方だけれど、さすがに仕事でそれをやっていいのだろうかという気持ちが常にあった。でもまあいいかなと思ってしまった。生まれて初めて本格的に自分を甘やかした気がした。持ってきたよ。彼女に長い間預けていた花瓶を受け取った。育ちすぎた観葉植物を彼女の家に嫁入りさせて、それを水耕栽培していた花瓶だった。あ、これも。シックにラッピングされたプレゼントを受け取って、包みを開けると葛湯が二種類入っていた。素敵だ。これ飲んであったまるね。そうだ、この前いただいた甘酒美味しかったよ、鮭に塗って西京焼きみたいにしたら美味しかった。彼女はそういってニッコリした。

20190201

昨日の夜、体調が微妙なのでヨガは控えて、プリンを買って家に帰った。最近疲れると鼻炎が出るようになった。喘息があるので喉よりは鼻の方が楽だけれど、頭がボーッとするのが難点。食事の後、カモミールティーを淹れて林檎を薄く切り、プリンをガラスの器にあけた。キース・ジャレットを小さく流して本を読んだ。岡潔氏の春宵十話。丁寧に一行一行読んだ。先生の言葉は深く美しく、岩清水のようにスッと心に沁み入る。今月は本当にしんどかった。自分がタフなのかそうじゃないのかはよくわからないけれど、久しぶりに何度も無理かもしれないと思った。今まではどんなに仕事が忙しくても単純に現在を乗り切ればよかった。ここから出て行く気は無かったし、考えたこともなかった。楽だったなぁと思う。そういえば一年くらい頻繁に見ていた転職の夢を最近見なくなった。もうお知らせが必要なくなったということか。とにもかくにも疲れたので来月は情緒の安定を目指したい…。十時になったのでドラマ、QUEENをぼんやり観た。与田ちゃん可愛いなぁ。水川あさみは美人さんなのに今回の役は全然そういう感じじゃない。

20190131

昨日の夜、ヨガでゆったり体を動かした。仕事で泥のように疲れていたので終始ぼんやりしていた。こういう時はあまり激しく動かないヨガがいい。家に帰って食事をしながら、録画しておいたはじこい三話目を観た。今回は古文の授業。ユリくんが外国語みたい…と呟いたのが新鮮だった。そうかなぁ。自分は古文が特に好きだったからかもしれない。梓弓引けど引かねど昔より心は君によりにしものを。過労で倒れた雅志くんのために、順子ちゃんは徹夜で伊勢志摩までドライバー役を務めた。助手席に座ったユリくんは正確に歌を訳した。その時の目がせつなかった。こんなに熱く激しく、誰かに長い間片想いをしたことはあったかな…と思い返して、一人浮かんだ人がいた。その人も私のことが好きだった。だから私に嘘をついた。その嘘で私は相手の気持ちの温度を知ることになった。あなたが私の心を引こうが引くまいが、昔から私の心はあなたに傾いておりましたのに。それにしても順子ちゃんの鈍感っぷりはコントレベルだなと思った。可愛すぎる。雅志くんもユリくんもがんばれ!って気持ち。一番面白いのは近くで一部始終を見ている美和さんだろうね。

20190130

昨日の夜、バーへ行った。カウンターでスタッフの子と久しぶりに長く話した。この前インフルエンザにかかって39.8度出たんです、あとちょっとで40度だったのに〜。残念がる彼女に、熱は出すぎないほうがいいよ、と笑って返した。自分はあまり高熱が出ないほうだけれど、以前39度出た時は腰がガクッと抜けて立ち上がれなくなった。座り仕事なのでその後しばらく大変だった。もうああいうことはないようにしたい。店の奥の方に知り合いが何人かいるのが見えた。今夜はいつもより無国籍な空間だなぁ、とぼんやり眺めた。ゆっくりしたし明日も朝早いからそろそろ帰ろうかと思っていたら、知り合いがゾロゾロと入ってきた。皆と一通り挨拶を交わして、隣に座った男の人と話した。ごはん何食べてきたんですか?来月のイベントは…。話しながら、最近ばったりが続くなぁと思った。夢にも出てきたし。時計を見ると十時半を回っていた。もう行かなくては。そろそろ帰りますね。私は立ち上がってダウンを羽織った。またね…ちゃん。彼が右手を差し出した。私はニッコリして手を握り返した。

20190129

昨日の夜、ヨガの後帰宅。ホワイトセージでくまなく部屋を浄化。アクセサリーにもメガネにもiPhoneにも鍵にも、身に付けるもの全部。自分にまとわりつくものをクリアにしたかった。窓を開けて空気を全部入れ替えてから、キッチンで料理をした。食事をしながらドラマ、科捜研の男を観た。今回もテーマが重苦しかった。子供が両親の不仲をどうにかしたくて、自殺のふりをした少女がアクシデントで本当に亡くなってしまった。救いがない…。立ち上がって洗い物をしながら、もう本当にムリかもしれないなぁ、と思った。最近、早く仕事を辞めたいと一日五十回くらい心の中で呟いている。長く仕事を続けてきて、今まで仕事がきついと思ったことは何度もあったけれど、辞めたいと思ったことは一度もなかった。それまではわりと相思相愛だったのかもしれない。今はもう違うんだなと思う。いよいよここには長くいられない気がする。

20190128

昨日の夕方、ヨガのレッスンの後で買い物に行った。ショップでサプリを買ってからスニーカーを見に行き、食材屋で素焼きアーモンドとドライプルーンを買った。それから紀伊国屋で文庫本を二冊買った。岡潔の春宵十話と村上春樹河合隼雄に会いに行く。すぐにでもカフェに入って読みたかったけれど、朝からまともに食事をしていなかったので体力が尽き、定食屋に入って鶏カツの卵とじ定食を食べた。熱々で美味しかった。買い物全般が全く好きではないので極力行きたくないけれど、たまに仕方なく行く。なので今日のような日は自由時間のカウントではない。家に帰って来週のための家事を少ししたら、ゆっくり本を読む時間はなくなってしまった。