沢渡日記

日々徒然

2020-01-01から1年間の記事一覧

20201012

雨。雨の日は好きだ。元気にしていなくていい。キラキラ光っていなくていい。澄んだ憂鬱が心地よかった。食事のあと、胃を癒す指圧をしていたらふっと眠ってしまった。ここ三日ほど、午後の三時半辺りにいつも眠気が来る。夕方、焼きバナナと焼き林檎を用意…

20201011

朝、ヨガをしながら映画を二本観て、午後は紅茶を淹れて現代クラシックを聴いた。東洋医学の本を読みながら、胃と脾のツボを経絡に沿って押していく。本を読もうと思っていたけれど一時間半昼寝してしまった。夕方が終わる頃、電車に乗ってカフェへ行った。…

20201010

友達と三人で、君の話、という曲の歌詞のことを話した。改めて読み返してみて、ふふっと笑ってしまった。相当イヤな目に遭ったんでしょうね。曲の最後、僕の話は、で終わるのが良いと思った。僕も別に同じようにくだらないんだけどね、という暗喩が含まれて…

20201009

職場の同期の子が仕事が辛くて限界だと言う。仕事明け、ゆっくり話をした。フラットに話せたかどうかはわからない。私も夏に同じ状況だったから気持ちはよくわかった。そのあと体調を崩して、仕事の悩みはゼロになった。まるで体に肩代わりしてもらったみた…

20201008

すいか、という古いドラマを観ている。ゆかちゃん、絆ちゃん、夏子教授みたいな人は今の時代にもいる。普遍的に魅力があるタイプ。でも、基子さんみたいな人は絶滅したんじゃないかと思う。常識で頭がガチガチで勇気がなくて発想も平凡な人。でもすごくピュ…

20201007

仕事終わり、国勢調査を書いてポストに投函した。帰宅してゆっくり丁寧にご飯を作る。食事の後、ヨーグルトと林檎を食べながらボーッとDVDを観ていたらお風呂でお湯に浸かる時間がなくなってしまった。仕事の時、ぶっ通しで集中しているので、夜はキビキビと…

20201006

仕事開け、夜の図書館へ寄った。アンドプレミアムをじっくり読む。皆それぞれ、一人の時間の過ごし方って違うんだな…と思う。一人の充実した楽しい時間が好きすぎて、かつそれを行うのが得意なので、日常的に誰かと一緒にいたいと思わない。多分向いていない…

20201005

仕事明け、泥のように疲れていた。デパ地下に寄ってセロリを買った。地下街を歩いていたらかっこいい知り合いとすれ違って、うわ、今の自分は全く身綺麗にしてないので声をかけるのをやめよう…と思った。こういうのは良くないなと反省した。次からバッグにピ…

20201004

朝、インド映画を観る。めぐり逢わせのお弁当。大人の恋のすれ違いが素敵だった。静かに相手を思いやり、静かに身を引いて。でも諦めきれなくて。自分は叶わない物語のほうが好きなのだなと思う。想いは結晶のように美しい。ただ実生活でもそれを行うのはや…

20200918

また自分が誰かを好きになるとはとても思えない。今回はかなり寛容にしてきたつもりだったけれど、やっぱりできなかった。マジメと言われるのは大キライだ。でも、甘えることと礼儀は全く別物なのでは?と思う。毎回そこで自分は沸点を迎えている気がする…。…

20200902

別れたんだな、と思う。いつも別れは急にやってくる。多分今でも好きだと思うが、それと同じくらい離れたかった。矛盾している。一生そばにいたかった。でもそれはキツすぎるとも思っていた。もう一ミリも無理はしたくない。

20200829

好きな人には、自然かつ最大限に相手が居心地いいようにもてなして、好きになってもらうよう接する。次第に距離が近づくと、さらにきめ細かく楽しい時間を提供するよう努める。そのために自分を微調整して、様子見して、微調整して。そうするともっと好かれ…

20200827

夜道をぼんやりと歩きながら考えた。彼と連絡を取り合わなくなってから、なぜか急に楽になった。誰かを気にかけずに過ごすのは久しぶりだった。あの人とフェアにならないのなら離れたいと思う。なんか違うなと思う。私のことを好きなのはわかるんだけど。距…

20200822

好きな人とはあれから自然と仲良くなって、好きであることすら忘れていたくらいだ。なんとなく連絡を取り合って、お酒を飲んで、程よい距離感で。それでいいと思っていた。今日、たまたま色んなことが重なって、彼に怒ってしまった。正当な理由だった。多分…

20200730

好きな人が私に初めて弱音を吐いた。なんて素敵なことでしょう。ハグしたい気持ちを言葉にせずに伝えた。

20200717

望んだゲシュタルト崩壊が訪れた。こんな形で来るのか、と人ごとのように思う。私にとって今の仕事は仕事ではなかったのかもしれない。ずっと行きたかった場所でしばらく遊んでいた。それにしてはきつかったけど。次はちゃんと稼ぐ仕事がしたい。素晴らしい…

20200716

好きで、うまく出来ない仕事はジゴクだ。自分の中で不幸ばかりを生む。永遠の片思いみたいに。それがよくわかった。そんなに関心がなくて、きらいではなくて、なんとなくできる仕事の方がいい。心の平和が欲しい。

20200713

嵐のような一日で、とても疲れた。後になって思い返したいと思うけれど、今日あったことは流れとして何を示唆しているのだろう?無意識に自分が引き起こしているとしたら、もう潮時ということか。その一方で、信じられないくらい周りには恵まれている。この…

20200710

仕事明け、ビルを出ると空は曇っていた。夕暮れの海を見に行こうと思っていたけれど、電車に乗るのをやめた。友達に会いに行き、暮れゆく空を眺めながらコーヒを飲んだ。好きな人の話をした。ずっと長いこと、あの人よりも好きな人ができない、と私は言った…

20200709

仕事明け、職場の友達とコンビニのソフトクリームを食べた。オープンスペースの広いベンチに座って、梅雨の合間の美しい夕暮れを見上げた。ブルーの空にピンクの筋がいくつも浮かんでいいる。この会社にずっといると思う?そう聞かれて、いないと思う、と私…

20200708

仕事明け、川縁のベンチに座って卵サンドを食べた。空は曇り、微かに小雨がパラついていた。これくらいなら気にならない。仕事で相思相愛になりたいとまた思った。今の仕事でそうなるか、別の仕事でそうなるか。どちらでもいい。片想いがもうイヤになったの…

20200707

思ってもみない形で好きな人と成就を迎えたので、今夜の織姫業が暇になってしまった。あんなに嬉しそうな顔を見たことがあったかなと思い起こす。彼に対する気持ちは既存の愛以上の何かだ。

20200706

夜、さぬきうどんとニラ豚の醤油炒めを食べた後、ノートパソコンを広げた。一人で黙って仕事のソフトを触ってる分には好きかもしれない。オタクっぽくフフ、と笑いながら検証する。お客さんと喋りながらだと格段に効率が落ちる。私は今の仕事の何が一番合わ…

20200705

午後、ガーリーなコーデで出かけた。日曜日はそんな気分になる。ネイルのメンテナンスの帰りに知り合いの古着屋へ寄ったら、ばったり夜の友達に会った。店主も友達もかっこいい人なので、テンションが上がった。女の子と喋っててもかなり楽しい方だけど、素…

20200704

あなたのことが、気が触れそうなくらい好きです。低くて奥ゆかしい声も、知性を感じる話ぶりも、デヴィッド・リンチときれいに発音するところも。女形を感じさせる優雅な身のこなしも、身に付けるものの独特なセンスも、誰にも似ていないところも、誰にも届…

20200703

仕事明け、友達と森のほとりにあるカフェに行った。テラスでビールを飲んだ。移住してきて一年の友達が、やっと落ち着いたと言った。よかったね。新しい職場で知り合ってもう一年が経つ。すうっと、自然に仲良くなった。私とは全然タイプが違う。帰りがけ、…

20200621

深夜を過ぎて二人になって、知り合いが突如口説いてきたとき、何で?と思った。過去に私が好意を持っていたから?でもそれって随分前の話だ。やんわりと断ってタクシーに乗ったけれど、はっきり好きな人がいるからと言えばよかった。私とお酒を飲んでいて相…

20200620

深夜、お酒を飲みながらハグの話をしていた。コロナになってからハグって縁遠くなっちゃったなぁと思いながら。色々なシチュエーションについて話していた時、大量に汗をかいてベタベタな状態な人でも、それがあなたならハグできます、と好きな人にいわれた…

20200619

夜、年に一度の煙草を吸った。好きな人から一本だけもらって、ライターを借りてカチリと火をつけた。この煙草、オーガニックなんです。パッケージを受け取って絵柄を眺める。一ミリなんですけど、葉がみっちりつまってて強く感じるかも。軽く肺に入れて吸っ…

20200612

私は私を侵害しないように生きてるし、誰のことも侵害したくない。とにかく平和がいい。グレープフルーツをしぼり終わって私は言う。焼酎の入ったグラスに慎重に注ぎ込む。私たちは磁石なんだよ、と彼女は言った。ハイボールをぐいぐい飲んでグラスを置き、…