沢渡日記

日々徒然

20191126

夜、七年前の日記を読み返していた。考えていることはあまり変わっていなかった。テレビからはドラマ、まだ結婚しない男が流れてきていた。信介のスピーチが泣けた。リョウジはどんなに辛い状況でも絶対に逃げなかった、だから奥さん、あなたからも逃げないと思います。リョウジが涙ぐんだ。私もスーッと涙が出た。信介は毒舌がひどいけれど、心の奥にはきれいな泉がある。五年前の今頃、結婚しようと思っていた人と別れた。この人は違う、と薄々わかっていた人で、でもどうしても幸せにしたかった。彼の方から泣きながら、あなたは違うと思う、と言われて、何も返せなかった。そんなことわかってる、違うから何だっていうの、と一人になってからメチャクチャに泣いた。その後、静かに受け入れた。私は恋愛が好きすぎる、量も多い。それは課題だった。果たしてその中で、本当に好きだった人は何人いるのだろう。