沢渡日記

日々徒然

20200210

夜、友達と焼き鳥屋へ行った。キリッと冷たいレモンサワーが美味しかった。このシルバーのグラス欲しい、と私が言うと、わかる!ビールとか飲みたいよね、と彼女は同意した。焼き鳥や串揚げをあらかた食べ終え、チーズと数の子和えと、きゅうりの漬物をつまみにゆっくり飲んだ。仕事の話でも、家族の話でも、結局は愛の話になった。…ちゃん、私にはむき出しのままぶつかって来てね、彼女はそう言って笑った。生まれて間もない獣の赤ちゃんみたいにキラキラした目をしている彼女を、なんて美しいのだろうと思った。私はニコニコと頷いた。むき出しは多分できないけれど、内蔵を一部見せるようにならできるかもしれない。二件目で、〆張鶴を飲んだ。日本酒は久しぶりで、ひたひたと体に染み渡るようだった。この塩辛美味しい、と二人で言い合った。熱燗を飲みながら彼女は、私のことを綺麗だと言った。