沢渡日記

日々徒然

20210827

今週もギリギリまで上げて仕事を頑張った。S社をまとめて報告できるところまで仕上げて、昨日説明を受けた書類を整理する。初めは全く区別がつかなかったが、触っているうちに違いが見えてくる。コツを掴んでサクサクと分類して、データにして保存した。初めてのことが大好きだ。最初は道が見えなくて、迷ってあちこちぶつかりながらわかっていく。すごく楽しい。何に対してもそうだからな…と思った。私はリスクより経験を重視しているし、未知に向かってあえて身投げするようなところがある。夕方、件の人の軽口を叩いて、同僚がどっと笑った。私はまぁいいか、と反応せずにいると、何か寂しいんだよな…と言われた。私は書類をダブルクリップで止めながら、喋らないけど聞いてるし、心の中で頷いてますよ、と答えた。すると、それじゃ伝わらないんだよ、と返ってきた。そうだよね、すごく気持ちわかりすぎるしごめん、と思った。きっと遠いのだろう。遠いのにはそれなりの理由があるけれど、説明する気はなかった。件の人と私はあまりにも感覚が違いすぎるし、ライトモードの自分しか出せない。分かち合うものがないのだ。仕事明け、デパ地下に寄る。和光のロースカツと海老フライ、ユーハイムのチーズケーキ、お気に入りのドリップパックも買う。家に着いて、ベランダで煙草を吸った。風の人との時間を弔う儀式として。私は愛情の量が多すぎるから、複数の人と同時に付き合って愛情を分配するのがいい。それか犬を飼う…。食事をしてから紅茶を淹れた。紫の桔梗を一輪、枝を短く切って生け直した。チーズケーキを食べながら、夜と溶け合った。