沢渡日記

日々徒然

20210901

仕事でH社の難解なパズルを解く。先月よりも読解力も分析力も上がっているのを実感する。とりあえずやってみてください、だんだん分かってきますから。先輩の言葉を思い出す。本当にそうだなと思った。日々の積み上げが大事。仕事明け、カフェで友達と待ち合わせた。カフェオレとチーズトーストを頼んで、親しい人との何気ない会話を楽しむ。彼女は肖戦という中国の人にハマっていると言った。検索してみたら、とても美しい顔をしていた。ちょうど彼女とワクチンの一回目が同じ日らしく、二回目は三週後?と尋ねた。私はモデルナだから四週後です、と返ってきた。私はファイザーなんだなと分かった。病院に問い合わせる手間が省けてよかった。店主は前より痩せていて、変わらない鈴のような声で話した。長く継続することは素晴らしい、と私が言うと、なんとなく今まで続いただけだよ、とこの店のことを言った。…さんも最初の会社は十年以上勤めたじゃない、と友達が言った。そういえば、と思い出した。ここ数年、スクラップアンドビルドを繰り返していて、その印象が強いのかもしれない。都度会った人には優しくしてきたつもりだったけれど。ふと、不特定多数の大勢の人と喋りたい、という欲求が湧いてきた。今の生活は、登場人物が少なすぎるのかもしれない。途中で知り合いの男性も訪れて、穏やかな和みの一時を過ごした。夜の八時閉店というのは程よいのかもしれない。家に帰って、昨日作ったサラダチキンと茹でたキャベツを食べた。少しベッドでウトウトしてから、ベランダに出て煙草を吸った。好きだった人が着ていた、濃いベージュのTシャツを思い出した。細身の体によく似合っていた。…さん眩しかった、彼は私にそう言った。そういうことをサラッと言うところが私と似ていると思った。そういえば彼と出会って今日でちょうど四年だ。