沢渡日記

日々徒然

20210902

午前中、H社の作業を行う。段々と構造がわかってきて、パズルの合わせが速くなった。あとは資料待ち、というところまで進める。お昼休み、小説の三話目を書く。週末に人から勧められたのをきっかけに書き始めたら、指先からずるずると物語が出てきて驚いた。私の中にいる色んな女が語り出すのを眺めるような気持ちでいる。午後、A社の作業に移る。昨年の履歴を確かめながら手元のピースを分類していく。合間に、今後自分がどうしていこうかと考えていた。九月から何かを始めるような気がしていたが、謎に小説を書き始めている。それも風の人のことがあったからで、全ては繋がっている…と思う。分類作業がひと段落ついて、先輩と中秋の名月の話をする。無機質な人なのかと思っていたけれど、意外にロマンチストで可愛い人なのかもしれない。徐々に相手を知っていくのは楽しいことだ。仕事明け、秋らしいブラウスが欲しくてショップを巡る。これというものは見つからなかった。大ぶりの襟がトレンドなんだなと思ったが、残念ながら好みではない。デパ地下に寄って、お気に入りのお店で副菜を二つ買う。ゴーヤと車麩の炒め物、ひじきと枝豆のサラダ。今日は珍しく夜のために、豚肉を玉葱と一緒に漬け込んであるのだ。帰宅後、食事をしながら、獣になれない私たちの最終話を観た。仕事でひどく傷ついた晶と恒星は寄りそい、一夜を共にする。翌朝、大事な友達と寝てしまったことを互いに後悔する。でも、その後のふたりはすごく良かった。建設的に向き合っていた。そんな流れも来る時は来るよ、仕方ない…と思いながら観ていた。大事な友達と寝たのは私も同じだ。でも一ミリも後悔していない。