20210425

朝、公園を散歩して家に帰った。熱いお風呂に入り、一週間分の洗濯をした。髪を拭きながら何度かうたた寝をした。揚げと榎とトマトでパスタを作り、茹で野菜のサラダと一緒に食べた。明け方、ファミマで買ったロースト強めのコーヒーを思い出した。真四角に包まれたチョコのクレープと一緒に、立ったまま食べた。この人は私をわかってくれる、と相手が感じるのは、相手の中の物語だから別に構わない。そんなことを思いながら女友達と話した。コンビニを出ると小雨がぱらついていた。さっきまで同じ場で遊んでいた男子が向こうから歩いてきた。折れそうに細くて、雨に濡れた犬みたいな未完成の風情がある人だ。軽く手を上げた彼に、おやすみなさい、と声をかけた。食器をシンクに下げて、カーペットの上にゴロリと横になった。私に好意を持ってくれている人に、優しくしながらも躱すのは良くない、と思った。相手は私の態度で気持ちを推し量っている。