沢渡日記

日々徒然

20210610

仕事明け、緑の中でぼんやりした。六月、今日までの私は全然ダメだなと思う。仕事は二つとも真面目に取り組んでいる。でもそれ以上のことができない。あまり物事を深く考えなくなった気がするし、やる気が全然出ない。空っぽの抜け殻。そんな状態で、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」でオダギリジョーをずっと観ていたら、固く封印していた恋愛の蓋が開いてしまった。あの小鳥遊という人は魔界だった。見た目が美しいのはさておき、特筆すべきは彼のパーソナリティーだ。物の見方は広く開けているのに、心の動き方が明らかにおかしかった。魅入られた。好きになる以外の選択肢はなかった。自分の蓋。これが開くと厄介なのだ。何事においても沢山するか、全くしないかの二択しかない。恋愛も類にもれず。複数の人に同時に好意を持つこともあり、自分の中で完全に部屋を分けることができるため並行して進めることもできる。それは単にできるというだけで、普段はしない。相手を傷つけたくないし、人間関係のややこしいことは避けたい。ただ蓋が開くというのはそういう傾向を押し留めるのが難しくなるということだ。全くもって想定外の流れで、自分に辟易している。私が描くべき軌道はこんな形なのか?どうでもいい道草を食っている場合では無いはずなのだ。