沢渡日記

日々徒然

20210624

午前中に仕事の打合せ。件の人から説明を受ける。相槌の時に目を合わせた時、吸い込まれるような目だと思った。十五分ほどの間に、何度かそんなタイミングがあった。席に戻って作業をしながら、六秒ギリギリ手前くらいかな…と思い返した。ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の中で、六秒間見つめ合ったら恋に落ちる、というフレーズがあった。なかなかそんな機会もないよねと思っていたが、ありましたね。私はプロの未遂フェチなので、そういう時もドキドキしたり動揺することはない。ただシンプルに、色っぽい目だなぁ…と六秒弱の時間を楽しんだ。過去も未来も予めさっぱりと捨てた、プラトニックな情事は得意だ。午後はまた、未経験の仕事に着手する。詰め込みすぎて脳が酸欠になりそうになった。同僚から説明を受けながら、パーソナルスペースの中に人がいると集中力が半分以下になるな…と思った。くったりと疲れて、職場のビルを出る。帰り道、公園に寄って散歩した。ベンチに座ってぼんやりして、樹々の隙間から夕暮れのブルーを眺めた。立ち上がって歩き出し、紫陽花の花を眺めた。