沢渡日記

日々徒然

20210817

地味で単調な仕事の一日。テンションが上がらない。Excelで延々と数字の検算をしていると、また恋愛鬱の症状が出てきて困った。寂しいなーと思う。この寂しいという感情。遺伝子レベルでプログラミングされていると思う。私を恋焦がれさせて、相手に会う機会を増やして、なんとか生殖させようとする。その手には乗らない、と思う。別にセックスするためにあの人と一緒にいたいわけじゃない。そろそろアナログでエモーショナル指数100の自分にも飽きたし、デジタルに自分を振りたい。ここを抜けないと自分のやりたいことが何もできない。九月から新しい仕事を始める予定なのに、間に合うのか?いやきっと間に合うはずだ…。ぐるぐると思考する。仕事明け、鍼灸院に行く。久しぶりにマトモな恋愛的なことをしていて、疲れました…と言うと、先生はおめでとうこざいます、と笑う。私がほとんどの時間を一人で過ごすタイプの人間であることを切々と語りたかったが、他人からすれば楽しいことの一部、という認識なのだろう。帰宅後、夕食の準備をしながら凪のお暇を流す。最後から二話目で、ホテルの庭に出た慎二と凪が二人で泣くシーンが良かった。一枚一枚衣を脱いで、本当の自分になっていく。私も自分の衣に着手する時期が来ているのかもしれない。